「セキセイインコって、生まれ変わることってあるのかな…?」
小さな命を見送ったあの日から、私は何度も空を見上げてそう呟いていました。

私の大切な相棒“ピピ”は、5年一緒に過ごしたセキセイインコ。黄色い羽に、頬の青い斑点がチャームポイントの子でした。

朝起きたら「ピッ!」と元気に鳴いて挨拶してくれて、私の肩や指にチョンと乗っては、まるで話しかけるようにさえずってくれたんです。

突然のお別れ。そして残る「喪失感」

でも、ある日突然ピピは体調を崩してしまいました。病院にも通いましたが、最期は私の手の中で静かに目を閉じました。

その晩、私は泣きながら眠りにつき、そして不思議な夢を見たんです。

ピピが空を飛んでいて、こちらを見て「またね」と言った。

目が覚めたあとも、その声が心に残っていて…どこかで「また会える気がする」と思ってしまったんです。

2ヶ月後、出会った新しい命

ピピがいなくなってから2ヶ月。ペットショップの前を通りかかったとき、ふと目が合ったセキセイインコがいました。

…黄色い羽に、あの“青い斑点”。そして、じっと見つめてくる目。

「この子…ピピにそっくり…」

偶然かもしれない。でも、不思議と胸が熱くなって、その子をお迎えすることにしました。

あるあるエピソード:性格もそっくり?

驚いたのは家に来てから。ピピが大好きだった「りんご」に一番に食いつき、いつもピピが遊んでいた場所に真っ先に飛んでいくんです。

さらにある日、私の指にチョンと乗ったその子が、小さく「ピッ」と鳴いたとき――涙が止まりませんでした。

「…ピピ、帰ってきたの?」

セキセイインコの“生まれ変わり”は信じる気持ちから

科学的な根拠はないけれど、「また会いたい」「もう一度触れたい」という気持ちが、新たな命に姿を変えてやってくる…そんな風に思えることが、癒しになった気がします。

もしかしたらそれは、生まれ変わりじゃなくても「ご縁」かもしれない。でも、そのご縁が、心を救ってくれるのなら、それで十分じゃないでしょうか。

もしあなたも大切なインコを見送った経験があるなら、そっと心を開いてみてください。もしかしたら、あの子がまたあなたの元へ、羽ばたいてくるかもしれません。

「また会えたね」
そんな日が来ることを、私も信じています。

…実は、同じような体験をした方がもうひとりいます。

この記事を読んでくださった方から、こんなメッセージをいただきました。

僕も同じ体験をしました。
生まれ変わりってあると思います。
セキセイインコの生まれ変わりは、きっとある。
不思議なことに、同じ行動をしたり、同じ癖を持ってたりするんです。
模様こそ似ていないこともありますが、それでも「この子はあの子だ」と心が教えてくれるんです。
僕は確信しています。生まれ変わりは、確実にあります。

その方の話では、ある日突然出会ったセキセイインコが、亡くなった愛鳥と同じように、決まった場所にとまり、同じタイミングで同じ鳴き方をしたそうです。

最初は「まさか」と思ったけれど、過ごしていくうちにその感覚は確信へと変わっていったといいます。

「姿は違っても、心は同じ」

羽の色が違っても、模様が変わっていても…それでも、心の奥にいる“あの子”が戻ってきてくれたような気がする

それは偶然なんかじゃなくて、魂の再会。言葉を持たない小さな存在が、「またあなたの元に来たよ」と静かに伝えてくれているのかもしれません。

“あの子”に、もう一度会えるかもしれない

大切なインコを見送った方へ。

「また会いたい」その想いは、きっと届いています。
目に見えるものだけがすべてじゃない。
心で感じるつながりが、命のリレーを信じさせてくれる。

あなたにも、きっとその日が来るはずです。

姿を変えて、またあなたの元へ羽ばたいてくる――その奇跡を信じて。