大人のセキセイインコは懐かない?いいえ、少しの工夫で距離は縮まるんです

「あれ、また逃げた…」
放鳥中、指を差し出しても全く乗ってくれない青いセキセイインコ。
名前はルリ、ペットショップでお迎えした成鳥の女の子です。

雛の頃から育てた子はすぐ手に乗るって聞いてたけど、成鳥からお迎えした子はなかなか懐かない
「失敗だったのかな…」そんな思いがよぎる日々。

「セキセイインコ懐かせる 大人」で検索する日々

気になってネット検索したキーワードは「セキセイインコ 懐かせる 大人」。
出てくるのは「根気よく」「急がない」「おやつを使う」といったアドバイスばかり。
それって本当に効果あるの?…半信半疑のまま、私は試してみることにしました。

距離を縮めたのは「何もしない時間」だった

まずやったのは、ルリのそばで何もしないで過ごす時間を作ること。
スマホもテレビも見ず、ケージの前でただ本を読んだり、歌を口ずさんだり。
最初は無視されていたけど、3日目くらいから、ルリがじっと私を見つめる時間が増えました。

それからは、小松菜を指にのせてケージに差し出す→食べたら褒める、をコツコツ。
ごくたまに「チッ」と舌打ちみたいな鳴き声で返されて傷つきつつも(笑)、
続けていくと、ある日ふいにルリが自分から指に乗ってくれたのです!

懐かせるコツは「信頼される存在」になること

大人のセキセイインコって、実はとても警戒心が強い。
でもそのぶん、一度信頼してくれたら絆はとても深くなるって感じます。

懐かせるためのポイントは、以下の3つだと私は思います:

  • 話しかけながら、ケージ越しに同じ空間で過ごす
  • 手から食べ物を与えて、「この手は怖くない」と理解させる
  • 無理やり触ろうとせず、距離を縮めるのはインコのペースに任せる

大人のインコも、ちゃんと懐きます

成鳥からお迎えすると「懐かないかも」と不安になるのは、誰もが通る道。
でも、焦らず、相手の気持ちに寄り添えば、必ず心を開いてくれます

今ではルリは、私の肩に乗ってうとうとするのが日課。
雛から育てた子とはまた違う、「選んでくれた」ような深い絆を感じます。

大人のセキセイインコでも、ちゃんと懐きます。
その一歩は、「あなたが安心できる存在になること」から始まります。

肩で眠るセキセイインコ

今日もルリの小さな寝息を聞きながら、私は思うのです。
「この子と出会えてよかった」と。